宿泊部 客室課 高木 なつみ 2017年入社

 

1)現在の仕事内容について

ご宿泊のお客様が快適に過ごしていただけるように客室の品質向上に向けて取り組んでいます。客室の清掃や、インスペクションに関しては業務提携をしている会社に委託をしているのですが、そのスタッフやインスペクションの指導をしています。チェック項目は1部屋につき100以上にもなりますね。私の担当としては客室内の家具や備品のセットアップの仕方を工夫したり、業務がスムーズに行えるように改善を行ったり、新人や他部署のスタッフのトレーニング指導もしています。常にわかりやすくその人の立場になって教えるように心がけています。特に他部署の方が必要な知識はなにか考えながら、その人に合わせて行っています。

2)仕事上でのやりがいや大変なことについて

なかなか名指しでお褒めをいただくことはありませんが、お客様コメントのなかに「客室はきれいで快適だった」「ここのハウスキーピングは素晴らしい!」などのグッドコメントを見るたびにとても嬉しく思います。また、清掃スタッフの技術やお部屋の品質が上がってくると、指導が行き届いたのだととても嬉しくなります。
逆に大変なことは清掃をしてくださるスタッフは毎日大勢いるのですが、特に自分より年上の方に清掃の不備や漏れている箇所の指摘といった「指導」をしなくてはいけない場面は、言葉遣いや伝え方に気を配りながら、うまく伝えられるかが悩みどころです。

客室課 高木 なつみ

3)ホテルでの仕事を通じて学んだことや成長できたことについて

判断力が身についたことだと思います。客室が746室もあると思いどおりにいかないことも多く、最初は先輩に頼りっぱなしでしたが、いまではまずは自分で考え、そして意見を言うこともできるようになりました。また、たくさんの人と接してきたことで、お客様に対しても従業員にしてもその人の性格や考え方を見極めて、伝え方などコミュニケーションの取り方を変えられるようになりました。清掃スタッフたちにとって仕事の内容は時々心が折れそうなこともありますので、その人の様子を見ながらコミュニケーション+メンタルのケアをするようにもしています。 ハウスキーピングという仕事は自分にとってはたくさんある中の1室になってしまいがちですが、お客様にとってはその1度の旅行や滞在の印象がすべてになると思っていますので、最大の注意を払ってお客様のためになることを大事にしています。

4)職場環境や社風について

客室課は入社当時から本当にアットホームな職場だと思っています。たまに他ホテルの客室スタッフの方たちと話す機会がありますが、そのなかでも当ホテルは特に上司とのコミュニケーションを含め、お互いになんでも言い合える環境があると感じます。また、品質のレベルやマニュアルがとても丁寧に作られていることは「そこまでやっているのか!」と驚かれることもあり、私たちが行っている業務はベースがしっかりとしてレベルが高いと実感できます。
また、会社全体も社員がみんな楽しそうに働いていて、忙しくてもお互い助け合っているのはいい雰囲気だと思っています。いい意味で日系と外資系の両方を感じることができると思います。

5)今後の抱負について

客室課の業務は膨大で、まだ学べていないこともたくさんあり、日々新しい発見があります。ですのでそれをもっと吸収していきたいのと同時に、人としても信頼される人になりたいと思っています。また英語力もブラッシュアップさせていきたいです。客室フロアですれ違うお客様に英語で質問されるといまだに自信をもって話せないこともあるので、語彙力を増やしたり、社内の英会話教室を受講したりしています。そうやって英話力に磨きをかけて、英語での接客に自信をつけたいです。

※掲載している内容は取材当時のものです。

客室課 高木 なつみ