先輩からのメッセージ

調理部洋食調理課 カフェ&ルームサービス調理 下川 聖司 2014年入社

 

1)現在の仕事内容について

イタリアンテイストのオールデイダイニングの調理スタッフとして従事しています。朝食から深夜まで営業しているお店ですので、キッチンとしてはさまざまなシフトがあるのですが、最近はナイトシフト(11:30~24:30・翌日6:00~13:00)をメインに勤務しています。そして主に担当しているのがランチやディナーの調理で、コースのメイン料理(肉・魚)の調理をライブキッチンで行っています。ライブキッチンでは私が調理をしていると興味津々に覗かれるお客様も多く、初めは緊張もしましたが、いまではお客様との会話も楽しく感じるようになりました。料理の内容や産地について、よく聞かれます。ランチは日本の方が多いですが1日を通して国籍もさまざま、老若男女問わずお越しになります。ランチ後は裏のキッチンに戻り、ディナーの仕込みや、オーダーの手伝いをしています。ディナータイムになるとア・ラ・カルトのオーダーを受けつつ、やはりメイン料理をライブキッチンで作っています。

2)仕事上でのやりがいや大変なことについて

現在のライブキッチン担当になるまでにコールドセクション(冷製料理やデザート、出庫係含む)、仕込み(肉や魚の処理)、仕上げ(パスタやピラフ等)とほとんどのポジションを経験してきました。それぞれのポジションを任せてもらえるまで、かなりの練習をしてきました。1人で盛り付けまでできるようになったことはやりがいに感じますし、これまでの経験が存分に活かせていると思います。試作のパスタソースが料理長の目に留まり、そのままメニュー化されたことも嬉しかったです。
大変なことは、「カフェ」は忙しいお店なのでどうしてもオーダーが立て込む点です。ライブキッチンはア・ラ・カルトもコースのメインも1人ですべてを行うため、どうしても時間がかかりそうなときはサービススタッフにお客様の時間を退屈させないようヘルプを頼みます。オーダーをすべて出し終えたときの達成感は大きいですね。

洋食調理課 カフェ&ルームサービス調理 下川 聖司

3)ホテルでの仕事を通じて学んだことや成長できたことについて

当社は衛生面に力を入れているので、衛生についてしっかり学べたことは大きいと思います。常に清潔な状態を保たなくてはいけないというのは当たり前のことですが、とても重要なことです。手洗いの回数を多くしたり、生ものは絶対に素手で触れたりしないなど細かなことですがきちんと守っています。そして調理中も温度管理が食材や料理に合わせて徹底されています。日々しっかり教わり、学んでいけば当たり前の感覚になっていきます。おいしい料理を提供することはもちろんですが、安全安心を常に心がけています。

4)職場環境や社風について

後輩が増えたこともあり活気がある職場です。業務中はみんな調理に集中していますが、仕事が終わると先輩・後輩と一緒に食事に行くことも多いので、雰囲気はメリハリがあると思います。それは自分の職場だけに限らず、他部署同士でもそう感じます。入社当時の自分は人見知りの部分があったので、仲良くなるまで時間がかかったかもしれませんが、今ではお互いの業務を共有し、キッチン間も気軽に行き来しています。

5)今後の抱負について

今でもそうですが、これからも後輩にいろいろ教えてあげたいなと思っています。自分の経験を伝えることで、今後の参考にしてほしいです。もちろん自分も後輩に負けないようステップアップできるよう話題のレストランに足を運んで料理の参考にするなど、勉強も重ねています。いずれソースや味付けなど料理の要となる(ホットセクション)も担当していきたいです。

※掲載している内容は取材当時のものです。

洋食調理課 カフェ&ルームサービス調理 下川 聖司